自由に気ままにシネマライフ

映画に関する短いエッセイとその他

日本映画

浮雲 1955年

花のいのちはみじかくて 日本、成瀬己喜男監督 昭和21年初冬、幸田ゆき子はベトナムから荒廃した日本に帰ってきた。 タイピストだったゆき子は戦時下のベトナムで農林省技師の富岡と愛人関係だった。 東京の富岡の家を訪ねると富岡の妻が現れた。ゆき子は…

真夜中まで 2001年

映画とジャズを愛する和田誠が亡くなった 2001年、日本、和田誠監督 銀座の夜、ライブハウスでジャズ演奏をするトランぺッターの守山、曲はセロニアス・モンクの名曲「ラウンド・ミッドナイト」ミッドナイトはしずかに過去をふり返る時間。スコッチより…

宮本武蔵 般若坂の決斗

「宮本武蔵」5部作の2作目 1962年、日本、内田吐夢監督 沢庵和尚によって白鷺城の天守閣に幽閉された武蔵(たけぞう)は、3年間そこで万巻の書物を読み、人間的に成長した。名前を宮本武蔵(むさし)と改め、剣の奥義を究めるために修行の旅にでる。 …

東京暮色 1957年

人生は思い通りにはいかない 1957年、モノクロ、日本、小津安二郎監督 銀行員の杉山は男手一つで二人の娘を育て上げた。姉の孝子は夫と離婚寸前で実家に戻ってきており、妹の明子は遊び人たちと付き合い、その内の一人と肉体関係を結び、妊娠していた。母親…

パレード 2010年

ポジからネガへの反転 2010年、日本、行定勲監督 東京、ルームシェアをする男女4人、映画会社に勤める28歳の直輝、21歳の大学生良介、23歳の無職琴美、24歳のイラストレーター兼雑貨屋店長の未来。そこに18歳の男娼サトルが加わって5人になる。近くで起こっ…

けんかえれじい 1966年

軍靴と十字架 1966年、日本、鈴木清順監督、新藤兼人脚本 昭和10年(1935年)、備前岡山第二中学の南部麒六(キロク)は喧嘩の達人「すっぽん」から喧嘩の極意を教わる。しかし軍事教練の教官と衝突して会津若松の喜多方中学へ転校する。そこでも喧嘩…

トニー滝谷

2004年、日本、76分、市川淳監督、原作は村上春樹 トニー滝谷は本名だった。母は彼が生まれてすぐに亡くなった。父の滝谷省三郎はジャズミュージシャンでトニーは売れっ子のイラストレーターだった。省三郎もトニー滝谷も孤独だったが、二人とも自分が…

泥の河

泥の河 1981年、日本、モノクロ、小栗康平監督 昭和31年の大阪、安治川の川べりでうどん屋を営む両親と9歳の信雄、一方、いつの間にか安治川に一艘の船が浮かんでいた。その船で生活するのは母親と娘銀子ときっちゃんと呼ばれる9歳の息子の3人だっ…

宮本武蔵 一乗寺の決斗

宮本武蔵 一乗寺の決斗 1964年、日本、内田吐夢監督 武蔵は柳生の里で柳生石舟斉の教えをうけることはできなかったが、二刀流を開眼して、京の都に戻ってきた。そして室町以来の名家、吉岡一門との果し合いにのぞむ。吉岡清十郎を一撃で倒し、その弟伝七…