自由に気ままにシネマライフ

映画に関する短いエッセイとその他

マイ・ボディガード 2004年

リベンジ映画の快作

アメリカ、メキシコ トニー・スコット監督

今も昔もつまらない映画はたくさんある。つまらない映画が続くと気分転換に肩の凝らない面白い映画を観ることがある。それが「マイ・ボディガード」だった。

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貧富の格差の大きなメキシコでは誘拐がビジネスになっていた。スラムが犯罪者たちの温床だった。

会社を経営しているラモスは9歳の娘ピタのボディガードを雇う。かつて米軍の対テロ組織に所属していたクリーシーは乗り気でなかった.が、ボディガードを引き受けることになる。アルコール中毒のクリーシーはピタと親しくなるのを避けていた。しかしピタに対して父親らしい感情が徐々に芽生えてくる。

 

ある日、クリーシーは銃で撃たれ重傷を負い、ピタは誘拐され殺されてしまう。クリーシーは復讐を誓い誘拐犯たちを皆殺しにしようとする。

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前半はクリーシーがピタに癒されていく展開で、どこかヒューマンタッチの物語、デンゼル・ワシントンの知性的な雰囲気とダコタ・ファニングの抑えた演技がとてもよかった。

ところが後半にはいるとガラッと変わり、凄まじい復讐劇になる。とくに誘拐犯たちを追い詰めて圧倒的な暴力で情報を引き出してゆくシーンは、バイオレンス映画の醍醐味いっぱいで思いっきりのカタルシスがあった。

 

ところがこの誘拐劇には思いがけない人物がかかわっていて意外な結末を迎える。

 ヒューマンドラマとアクション映画という二つの顔をもった作品で、もちろんエンタメ要素もたっぷりの快作だった。