自由に気ままにシネマライフ

映画に関する短いエッセイとその他

山崎ハコ 「気分を変えて」

街角スケッチ

ラジオから懐かしい歌が聴こえてきた。山崎ハコの「気分を変えて」だった。

 

「♪・・ゆううつな毎日をどうしよう 

わかってるけどグズグズしていて直らない
このまま閉じこもっているわけにゃいかないが

いくらことばでいってもダメなこともあるのさ

なぐさめてもらいたいよな気もするの グチをこぼしたら笑われるし
そんな弱い私なら そんな弱い私なら バイバイ・・♪」

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ずいぶん古い話になるが、山崎ハコカルメンマキ、浅川マキといった女性シンガーたちはそれぞれが「生きるスタイル」を持っていたような気がする。

 

コロナで「ゆううつな毎日」を送っている人も多いだろう。鬱や体調不良の人が増えているという。何かが良くなるということはないかもしれないが、街に出て「気分を変えて」みたらどうどうだろう。

 

公園近くを歩いていると、よく見かける親子に出会った。80歳代後半の母親と60歳はもう過ぎているだろう息子だ。母親はシルバーカー(乳母車)に引きずられるように歩いている。息子は母親をいたわるように何か一言二言、声をかけている。

 

コロナとは関わりなく二人は自由に「今を生きている」ように見える。すれ違ったとき、私はその母親に軽く会釈した。そうすると彼女も会釈をかえしてきた。