自由に気ままにシネマライフ

映画に関する短いエッセイとその他

青春ソングのリクエスト番組

ラジオから森田公一とトップギャランの「青春時代」といずみたくシンガーズの「帰らざる日のために」が聴こえてきた。特に好きな歌というわけでもないのに、なぜか懐かしくて青春時代を思い出した。

 

私の青春ソングの一つは「いい日旅立ち」だ。「♪・・せめて今日から一人きり 旅に出る あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる‥♪」

私は四国への旅に出たが「待ってる人」はいなかった。

 

私の青春映画の一つは1958年のフランソワ・トリュフォー監督の短編映画「あこがれ」だ。

南フランス、5人の少年たちが年上の美しい女性に憧れる物語だった。木漏れ日の中を自転車で軽やかに疾走する年上の女性と彼女の恋人に悪戯を仕掛ける少年たち。その瑞々しい感性と叙情性が魅力的な映画だった。

 

いつだって音楽と映画は私たちをあの日にかえしてくれる。あの日、出会った人たちの顔が浮かんでくる。今はどうしているのだろう。