俺たちに明日はある
デトロイト、コミック雑誌店に勤めるクレランスは、カンフー映画とプレスリーを愛するオタク青年だった。コールガールのアラバマと恋に落ち、すぐさま結婚する。
アラバマの元ヒモのドレクセイの店に荷物を取りに行くが、諍いになり彼を殺してしまう。部屋に戻ってきたクレランスが「奴を殺してきた」と呟く。するとアラバマは「ロマンチック」と抱きつく。
間違って持ち帰ったスーツケースの中には大量の麻薬が詰まっていた。二人はそれを売って新しい生活を始めようとする。しかしマフィアが二人を追ってくる。クレランスは元警察官の父親のもとを3年ぶりに訪ねる。それを知ったマフィアは父親のトレイラーハウスに現れる。
ロックンロールや懐かしい映画にウキウキするような作品だった。何度観ても面白いという映画がある。その中の一本が「トゥルー・ロマンス」だった。
アメリカンコミックのように分かりやすく、飽きさせない、そしてストーリーが躍動している。
この映画には男女の逃避行を描いた「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のような狂気はない。イカれてはいるが真っ当な男と女の愛があるだけだ。