自由に気ままにシネマライフ

映画に関する短いエッセイとその他

スピード 1994年

90年代を代表するノンストップ・アクション

アメリカ、ヤン・デ・ボン監督 116分

ロスアンゼルスの高層ビルのエレベーターで爆発事故が起こる。13名の乗客がとじこめられる。ロス市警察のジャックは相棒のハリーとともに乗客の救出に成功するが、犯人ハワードにはあと一歩のところで逃げられてしまう。

その後、爆弾魔の犯人ハワードからジャックに電話が入り、スピードが時速80キロになるとスイッチが入り、80キロ以下に落とすと爆発する爆弾をバスに仕掛けたという。

そして370万ドルの身代金を要求する。ジャックは15人を乗せた走行中のバスに乗り込み、爆弾を取り外そうとするが、上手くいかなかった。勘違いした乗客の発砲で運転手が負傷してしまい、乗客で免停中の女性アニーが運転をすることになる。

「爆発しない爆弾ってない」とうそぶく元警官の犯人ハワード。

混雑する街の中を疾走するバス、爆弾処理や爆発シーン、切れている道路の上をジャンプするバスなど見どころは満載だ。

 

ジャック役のキアヌ・リーヴスとアニー役のサンドラ・ブロック出世作で後に大スターになった。犯人ハワード役のデニス・ホッパーイカれた敵役を見事に演じていた。

 

少しやりすぎの感はあるが、次々とピンチが襲いかかり、今観てもスリル満点の映画だった。そしてなによりも実写ならではの迫力があった。

エレベーター、路線バス、地下鉄と危機一髪になりながらも奇跡的に切り抜けていく男の物語。