オリジナルとは違った味わい
ニューヨークの地下鉄ペラム123号が乗っ取られ、ライダー(ジョン・トラボルタ)を始め犯人グループは乗客19人と車掌を人質に1時間以内に身代金1000万ドルを要求。
地下鉄運行指令室に勤務するガーバー(デンゼル・ワシントン)は、犯人からの無線を受けたことから、そのまま交渉役を務めることになるが、間もなくして通報を受けたニューヨーク市警が駆けつけ、現場担当のカモネッティ警部補がガーバーに代わり、ライダーと交渉しようとする。ライダーはガーバーに代わるよう要求し、これを無視されると激怒して見せしめとして運転手を射殺する。
ライダーは乱暴な口調の残酷な男だった。

結局、ガーバーが交渉役として戻ることになる。ガーバーとライダーの会話のやり取りがこの映画の見どころだ。実はガーバーは本来は管理職であったが新車両の選定を巡る収賄容疑で降格処分を受け、偶然運行指令室にいたのだった。
市長は1000万ドルを用意するが、約束時間までに間に合うかどうか難しい所だった。

ジョン・トラボルタの熱演に負けずにデンゼル・ワシントンも冷静な演技で頑張っていた。
オリジナルの「サブウェイ・パニック」(74年)のとぼけた味はなかったが、スピード感と緊張感は充分にあった。オリジナルを超えることはなかったが、骨太で密度の濃いスタイリッシュな作品に仕上がっていた。