自由に気ままにシネマライフ

映画に関する短いエッセイとその他

インフォーマー 三秒間の死角 2019年

ニューヨーク市警vsFBI

イギリス、アメリカ、カナダ、アンドレア・ディ・ステファノ監督

湾岸戦争の狙撃兵だったピートは妻に乱暴しようとした男を殺し、20年の求刑を受ける。模範囚だったピートは仮釈放と交換にFBIの情報屋になる。

FBIの女性捜査官ウィルコックスの指示で麻薬組織に潜入し捜査協力をしていた。

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最後の任務でニューヨーク市警の潜入捜査官が殺されてしまう。ピートが殺したと思い市警の刑事グレンズは執拗にピートを追う。

FBIは自分たちの不手際を隠し、ピートに責任をかぶせて、切り捨てようとする。市警の刑事グレンズは「世界最大のニューヨーク市警を相手にするのか」とFBIと対立する。

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一方、麻薬組織のボスはピートに刑務所内での麻薬取引を仕切るようにと命令する。断ると妻と娘の命がなかった。ピートは仮釈放を取り消され再び刑務所に戻る。

FBIニューヨーク市警と麻薬組織から追い詰められたピートは自分が生き残る道を必死で探ろうとする。

 

サスペンスフルで波乱にとんだストーリー展開だった。刑務所内のシーンはとても細かい描写の連続で臨場感があった。終盤に近づくにしたがって引き込まれてゆく映画だ。

 

おそらく原作は相当、面白いのだろうと思ったが、その通りだった。原作の「三秒間の死角」は英国推理作家協会賞、スウェーデン最優秀犯罪小説賞を受賞していた。