詩情あふれる西部劇
1880年代のアリゾナ、ワイアット、モーガン、バージル、ジェームズのアープ4兄弟は数千頭の牛を追ってカリフォルニアに向かっていた。
ツゥームストンの近くで、クラントン親子と出会う。クラントンは牛を買い取ろうとするがワイアットはそれを断る。ワイアットたち3人が町に出かけているすきに18歳の末弟ジェームズが殺され、牛が盗まれてしまう。
クラントンの仕業と睨んだワイアット兄弟は町の保安官になる。
そして町の賭博師ドク・ホリデイと親しくなる。ドク・ホリデイは肺病を患っていたがチワワという女がいた。
東部からドク・ホリデイを訪ねてクレメンタインという美しい女性がやってくる。ワイアットは彼女に一目ぼれをしてしまう。それは微笑ましい純情な西部男のロマンス物語だった。
ラストはあの有名なクラントン一家とのOK牧場での決闘になる。この映画の最大の見せ場だった。
マカロニウェスタンの対極にあるような詩情あふれる西部劇だった。
馬を走らせる躍動感やツゥームストンの町並み、理髪店とワイアット、酒場でのシェークスピア役者、教会のダンスパーティ、モニュメントバレーの風景、どのシーンをとっても懐かしかった。古典的で格調ある西部劇だった。