自由に気ままにシネマライフ

映画に関する短いエッセイとその他

ショーガール 1995年

ショービジネスの裏側

アメリカ ポール・バーホーベン監督

ロボコップ」「トータルリコール」「氷の微笑」のバーホーベン監督がラスヴェガスを舞台に、のしあがってゆく一人の若いストリップ・ショーガールを描いた作品。

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ダンサーのノエミはヒッチハイクを続けながら、ショーガールのスターになるためにラスヴェガスにやってきた。友人やライバルが現れるが、ショービジネスの世界でたくましく生きてゆく。

ノエミは手段を選ばず他人を蹴落としながらトップスターを目指す。しかしノエミには人には明かせない暗い過去があった。

 

エロティックなシーンが多く、トップレスのショーダンサーが嫌になるほど登場し、歌やダンスは力強く、結末もよかった。優れた映画というわけでないが、スピーディなストーリー展開で飽きることはなかった。

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ところがこの作品はワースト映画におくられる1995年のラジー賞で13部門ノミネート、最低作品賞・最低監督賞・最低脚本賞・最低主演女優賞・最低新人俳優賞・最低主題歌賞・最低スクリーンカップル賞の7部門制覇、後に2000年の特別賞である1990年代最悪作品賞も受賞した映画だった。

ほかにも「この十年のワースト作品賞」受賞、「この二十五年のワースト・ドラマ作品賞」ノミネートなどワースト映画賞を総嘗めにしている。興行的にも失敗だったが、カルト的な人気がありLBGTの人たちにもファンが多いという。

 

もうこれだけで興味津々だと思う。自分の眼で確かめてみるのもいいのではないだろうか。