自由に気ままにシネマライフ

映画に関する短いエッセイとその他

テルマ&ルイーズ 1991年

何処までも続く広大な大地を駆け抜ける

アメリカ、リドリー・スコット監督 129分

姉後肌でウェイトレスのルイーズは亭主に束縛されている主婦テルマと2日間の旅行に出かける。最初は楽しく羽目を外していたが、途中に寄ったバーでテルマがレイプされようとして、ルイーズはその男を撃ち殺してしまう。

 

二人は警察の追求を逃れて逃避行を続け、泥沼にはまるように次々と罪を犯してゆく。一線を越え、二人は追い込まれてゆくが、反対にテルマは大胆な行動をとるようになる。

ルイーズは辛い思い出のあるテキサスを通らずにメキシコに逃げようとする。ルイーズはテキサスでレイプされた過去があった。

刑事のハルは二人に同情して助けようとするが、ルイーズは聞き入れなかった。途中で二人に下品な発言をした運転手のタンクローリーを爆発炎上させる。

ノリのいい音楽に乗って物語は進む。もう元の人生には戻れない。目の前には自由があった、二人は渓谷に向かって車でジャンプする。

 

男どもに反抗する女の戦いを描いたいかにもアメリカ映画らしい作品だ。女の友情を描いたロードムービーで、抑圧されていたテルマとルイーズは自由に羽ばたいてゆく。

ブレイク前のブラッド・ピットが出演していた。