大人のおとぎ話
アメリカ、アンドリュー・バーグマン監督、101分
ニューヨークの下町、チャーリーは仕事熱心で誰にでも親切なパトロール警官だった。ある日、コーヒーショップでチップの持ち合わせがなく、気の優しいウェイトレスのイヴォンヌに「持っていた宝くじが当たったら半分あげる」と約束する。
何とその宝くじで400万ドルが当たったのだ。チャーリーは欲深い妻ミュリエルの反対を押し切って半分の200万ドルをイヴォンヌに与える。
ミュリエルはチャーリーとイヴォンヌの数々の善行が気に入らなかった。妻ミュリエルと口論になりチャーリーは家を飛び出す。
同じころ、イヴォンヌも別れた夫から逃れて家をでる。チャーリーとイヴォンヌはホテル・プラザで偶然出会い、やがて二人は一夜を共にする。それがタブロイド紙に報じられてしまう。
ミュリエルは離婚訴訟を起こし、裁判で400万ドルの所有権はミュリエルのものになってしまった。
人のよい警官と優しいウェイトレスのハートフル・ヒューマンコメディ。ほどよい温かさの物語で、カフェで一杯の珈琲を飲みたくなるような作品だった。