自由に気ままにシネマライフ

映画に関する短いエッセイとその他

アパルーサの決闘、2008年

西部男の友情

アメリカ、エド・ハリス監督、108分、日本未公開

1882年、ニューメキシコ準州、アパルーサの町にやってきたバージル・コールとエベレット・ヒッチ。二人は無法者のブラッグ一味から町を守るために雇われ保安官としてやってきた。

列車から降り立った上品な未亡人アリソン・フレンチにコールは好意をもち、愛するようになり、一緒に暮らそうとする。しかしアリソンは強かで浮気性の女だった。

 

やがてブラッグは保安官殺しで裁判にかけられ、有罪となって死刑執行のために護送される。しかしその途中、ブラッグに雇われた二人の殺し屋がアリソンを人質にしてブラッグを連れ去る。

コールとヒッチはその後を追ってゆく。

コールのためにブラッグを撃ち殺したヒッチはコールとアリソンを町に残し、去ってゆく。「長い旅になるが、急ぐ理由もなかった」というヒッチのモノローグで映画は終わる。

 

この映画には男同士の友情とも愛情ともいえるものがあった。数少ない銃撃戦はどれもが一瞬のうちに終わるが、とてもインパクトがあり、リアルさを感じさせた。

 

原作はロバート・B・パーカーの同名小説で、ハードボイルドタッチの一風変わった西部劇。