自由に気ままにシネマライフ

映画に関する短いエッセイとその他

Smileスマイル、2022年

薄気味の悪い笑顔

アメリカ、パーカー・フィン監督 115分

緊急精神病棟に勤務する女性精神科医ローズは、大学教授の自殺を目撃して精神不安になっていた女子大学院生ローラを診察する。ローラは錯乱して怯えていた。

「自分にしか見えないものを見てしまった」そして突然、薄気味の悪い笑顔を浮かべ、花瓶の破片で喉を切って自殺してしまう。

それ以来、ローズは幻覚で笑顔を浮かべながら豹変する人や、他人には見えないものを見てしまう。そのためにローズは周りから精神が異常になっていると思われる。

彼女は10歳の時、母親が自殺したというトラウマを抱えていた。

自殺を目撃した者は一週間以内に残忍な方法で自殺していた。自殺を目撃した20人のうち19人が自殺していた。助かった一人は他人を殺すことで、自殺の連鎖から逃れていた。超自然の邪悪な力が自殺の連鎖を起こしていたのだ。

やがてその連鎖がローズを襲ってきた。

 

心理的な恐怖感とグロテスクな映像がバランスよく配分されており、サスペンスタッチの不気味な怖さのホラー映画だった。

アメリカでは低予算の映画としては大ヒットした。続編がありそうな面白い映画だった。